(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
原田みずきのコラム
診療の相棒②

コラム一覧に戻る

2019年6月21日

6月も後半に入り、梅雨真っ只中のはずなのですが、ここ鹿児島はあまり雨が降りません。1月に引っ越してきたときから「鹿児島の梅雨はものすごいよ」と脅され続けてきたので、正直拍子抜けしています。

さて、今回のコラムは前回に引き続き、診療車の紹介です。前回は外観を紹介したので、今回は車内を紹介していきたいと思います。

当社では診療車に木製の診療棚を積んでいます。他の先生はライトバンのトランクに積んでいるのですが、ジムニーの小さいトランクには入りません。そこで、後部座席を倒し、木製の土台を敷いてトランクとの段差を平坦にし、その上に診療棚を乗せています。

診療棚の中はこんな感じになっています。右側の引き出しに薬剤類、左側に補液やお産道具が入っています。

診療棚の上には針やシリンジ、エコー、外科器具、つなぎの予備などが置いてあります。

助手席の後ろにある収納部分には、膣鏡や薬注棒、CIDRのアプリケーターなどを突っ込んであります。

助手席足元には長靴と消毒槽が置いてあります。手前にあるのは牛を捕まえるのに使う竹の棒です。長靴と消毒槽は座席後ろに収納できるので、もう一人乗ることができます。かなり狭いですが。

最初にジムニーを支給されたときは、こんなに小さい車に診療道具が全部積めるのか正直不安だったのですが、他の先生にアドバイスしてもらいながら、なんとか必要最低限のものは積むことができました。限られたスペースに自分なりに工夫して診療道具を収納していくのは、パズルみたいでちょっと楽しかったです。

今日も診療道具を満載したジムニーで往診を回っています。見かけたときは温かい目で見守っていただけると幸いです。

|