2019年5月22日 とある農家さんから「薬の投与量教えてほしい」という相談がありました。使用頻度の少ない薬や、新たに農場に導入した薬剤についてはどれくらいの投与量か分からないケースがあるかもしれません。改めて、薬の投与量をどう出せばいいか考えてみましょう。 一部の薬には、説明書欄に「1頭あたり〇〇ml」、あるいは「体重1kgあたり△△ml」と投与量がそのまま記載されています。しかし、ほとんどの薬には「1kgあたり◇(薬剤の成分名)としてmg」と、投与量が では、投与量は「1kgあたり10mg」、成分量は「1mlあたり0.2g」という薬剤を例にとり、実際に投与量の計算をやってみましょう。 ①投与量を100kgあたりになおす。 ②100kgあたりの成分量が1mlあたりの成分量の何倍かを求めます。 実は、②で分かった倍数こそが100kgあたりの投与量となります。 文字ばかりで分かりにくい(# ゚Д゚) ちなみに弊社には笹崎獣医が作成した薬剤投与量一覧という、「薬剤名」「100kgあたりの投与量」「出荷規制」「効能」を記載した光り輝くマニュアルが存在しており、いちいちこうした計算をする必要がありません。こうしたシートが農場に1枚あると、ふとしたときに便利かもしれないですね。 前の記事 第234話「どうして太っちゃだめなのさ③」 | 次の記事 第236話「夏がきます」 |