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伏見康生のコラム
「NO.116: 「日本短角種のお話(4)」」

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2010年12月1日

 昭和18年(1943年)東北地方北部で県別に標準体型が作られましたが、改良の方針は、岩手、青森、秋田、山形、北海道など、それぞれ飼育地によって一致していませんでした。昭和18年〜20年にかけ、各県での登録が開始しされ、褐毛東北種と呼ばれるようになりました。

 その後、各県の標準体型、審査標準が統一され、東北地区で個別に呼称されてきた短角種が「日本短角種」に統一されました。昭和32年日本短角種登録協会が設立され「日本短角種」として登録されました。以来、肉用牛として改良が重ねられ現在第4の和牛、日本短角種となっています。

 黒毛和種、褐毛和種、無角和種の三者の和牛登録が昭和19年。それから13年後に日本短角種は新しい和牛として誕生しました。

 ところで・・・名称は「短角和種」じゃだめだったんでしょうか?先輩たちの名づけ方を見ると、そっちの方がしっくりくるような気が・・・。やっぱりショートホーンとの複雑な関係が・・・。分かりましたらまたご報告させていただきます。

写真はいわて牛普及推進協議会様サイトよりお借りしました。

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