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伏見康生のコラム
「NO.86: 「登録協会設立後」」

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2010年4月21日

 従来の本登録と予備登録は登録牛としてまとめられ、登録牛の中から能力の高いもの、繁殖成績のよいもの、遺伝的不良形質を発現していないものを高登録牛とする制度が実施されるようになりました。また遺伝的不良形質の検定規定が設けるなどして不良形質の除去事業も行なわれはじめました。同時に種雄牛の後代検定事業や蔓牛造成事業を推進し、計画的育種を目指す体制づくりが行なわれました。
 これによって遺伝因子をも考慮した改良が行なわれるようになったのです。

 そのような中、個体識別の意味合いと重要性が認識され、完全な個体識別を行なう方法として従来の旋毛による特徴記載から現代と同じ鼻紋による登録・確認がはじまりました。

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