(でんでん虫のメロディーでどうぞ)
く〜ろく〜ろ、う〜しう〜し、きょ〜せいぎゅう〜♪お〜まえのめ〜かたは1〜トン級〜♪つのだせ♪やりだせ・・・
・・・サ、サオ出しは、サオ(陰茎)出しは困ります(涙)!!!
市場から農家さんに素牛が導入されたあと、ウェルカムショット(導入期予防注射)をする際に、私たちは必ず身体検査、特に肺音の聴診と睾丸の触診を行うのですが、そこでごく稀に残睾(玉残り)の雄牛さんがみつかります。ここではあえて愛情を込めて玉ちゃんと呼びましょう。
そのような場合は私たちは玉ちゃんの診断書を出し、農家さんと購入された市場とで話し合いをし、改めて去勢をする、などの流れになります。
・・・しかし中には、残睾の有無を確認しなかった場合や分かりにくい場合、さらには陰睾(お腹の中に残っている)などの諸事情により、後日に玉ちゃんぽい子が発見されることもあります。「う〜ん、玉ちゃんかなあ〜・・・」
確定診断のためには実際に切るという方法以外に、hCG負荷試験という血液検査だけで診断できる方法があります。詳しくはかかっている獣医さんに聞いてみてください。
(つづく)