(5)飼槽
c) 大きさ・深さ 飼槽の大きさは、入れるものの種類を考えてお好みで選んで問題ありません。小さなタライでも1kgほどの飼料は入りますので、大きさは充分です。ただ、大きな飼槽に一度にたくさんの飼料を入れるのはよくありません。食べ残して時間がたってしまったものよりも、新鮮な飼料をあげたときのほうが良く食べてくれます。 深さに関しては、飼槽が深すぎるとあまりご飯を食べてくれないといわれます。喉がつかえたり、一番奥まで届かなくて食べにくいからというのはもちろん、もうひとつの理由として、目が隠れてしまうほどの深さの飼槽では子牛は不安がり、リラックスして食べられないからということがあげられます。牛はとても臆病な動物ですから、周囲が良く見えない状況というのは不安で落ち着かず、それこそ食事が喉を通りません。確かに人間(特に白衣の人・・・)が近づいて来たら、寝てる子も、ニドガミしてる子も、ウンチング(うんち・ing)の子牛も、横を向いてる子も(横目で)、チラチラとこちらを観察しちゃうくらいに常に周りに気を配っています。あんまり浅い飼槽もおこぼしなど問題がありますが、深すぎるのよりは目が隠れないようなタライくらいの深さががちょうどよいようです。 |