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(4)敷料と床材その5 c) シラス シラスとは「鹿児島県を始めとする九州南部一帯に分布している白色の火山噴出物(細粒の軽石や火山灰など)」のこと。成分は二酸化珪素・アルミナなどの無機物(ゼオライトと同じ成分)で、特徴として多孔質で軽い、水はけが良い(良すぎて稲作などに向かない)、細菌が繁殖しにくい、消臭・調湿にすぐれるなどが挙げられます。シラス台地の代名詞・鹿児島は、シラスがとても簡単に手にはいるため、敷料とすることもあります。 敷料として用いるときはシラスを10センチ超の厚さで敷きます。シラスは尿を良く浸透透過させるので厚さが充分あれば表面はぬかるみません。ウンチはコロコロと表層に留まりますが、定期的に除糞してあげることが出来れば乾燥し清潔な状態に保つことができます。フリーストールの砂ベッドと同じ要領です。・・・面倒臭い?保温性に関しては、空気の層をたっぷり抱え込んだノコクズ、もみがらにはちょいとおとります。 ところで、「ノコクズやもみがらの敷料は知らないうちに子牛が口に含んで食べていることが結構あるので消化不良、大腸菌などで下痢を起こす。砂やシラスはたべないので大丈夫。」と聞いたことがありましたが、え〜・・・食べます!!彼らはさらさらと食べます!!シラスの衛生状態には気をつけてください(笑) ・・・皆既日食残念でした〜(ToT) |