|
|
これまで幾度となく語りつくされ、ありふれたテーマではありますが、あえて新人のコラムとして書かせてください。言葉が聞き取れません(特におじいちゃんおばあちゃん)!! もともと出身は鹿児島県ではない私ですが、6年間の大学生活で知り合った鹿児島の友人たちと、数々の地方番組に鍛えられ、「おんなじ鹿児島!大体はわかるはずだ!!」と思っていましたが・・・7年前はじめて鹿児島へきたときよりも、阿久根に来た現在のほうがはるかに大きな壁が立ちはだかっています。聞けば、この地域では薩摩藩にばれずに密貿易をするため、わざと言葉を訛らせ、新しい固有名詞を生み出したというではないですか!!そんな大昔の知恵が、今日も外からやってくる若者の頭を悩ましているとは、なんという壮大なストーリー!!私の行く手をふさいでいるのは単なる方言ではなく、阿久根の歴史だったのです!! 「・・・テゲテゲしとったら・・・」えっ??テゲテゲ゛?夜中に山道で車を走らせていると、両腕のみを使ってものすごい速さで車を追いかけてくる地方のあの妖怪のことが気になり、真の情報はまったく聞き取れず・・・ 「テゲで」 何で?? 「はんな」 「びんた」 「もじょか」 「いっちょん」 あげれば枚挙にいとまがありません。まだ未確認ですが、「どんかん」?みたいな言葉もたまにききます。「鈍感」とは違うようなのですが。 今日の診療ですか?もちろん今日も話の内容がわからずにカラ返事してしまいました。「あ、ぁはい」みたいな・・・ごめんなさいごめんなさい。言葉が通じなくて本当にすみません(泣)診療所長蓮沼先生も東京の出身で、言葉には苦労されたはずですが・・・ネイティブスピーカーのようになんとも流暢に阿久根弁を操ります。きっといつの日にか!!! |