〜 日々の仕事に誇りを持っていますか? 〜
ご縁あって松本先生からお話を頂き、コラムを書かせて頂くことになりました、北海道で就農予定の木原です。現在36才、2児の父。北海道の大学を卒業後、東京の商社に就職(ちなみに本籍地は鹿児島!)。思うところあり今年会社を退職。道産子では無い私たち夫婦の以前からの夢の実現に向けた第一歩を踏み出しました。単なる消費者が今まさに生産者になろうとしている訳です。このコラムでは、消費者と生産者の双方の視点を持ちあわせた私が、「食の在り方」について自由に綴らせて頂くことにいたします。
今回のテーマは松本先生がホームページで書かれているキーワード、「日々の仕事に誇りを持っていらっしゃいますか?」について。消費者にも生産者にも通じるこの共通テーマを皮切りにコラムを書かせて頂きます。シンプルで非常に深い問いかけです。私がこの問いかけに対して考えたいポイントは、「子供たちの目の前で、自信をもって、そして包み隠さず自分の仕事を見せられる(魅せられる)かどうか!?」いざ自分を振り返ってみると、簡単そうで、実はなかなか出来ることではないかもしれません。
東日本大震災(被災された方々に対し、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。)をはじめ、世界で起きている様々な出来事を見つめていると、日々の平穏が何よりも有り難いものだと気付かせてくれます。牛さんの体調もきっと私たちが仕事に誇りを持てるかどうかに大きく関わっているかもしれません。松本先生はホームページの中で、「日々の仕事に誇りを持っていらっしゃいますか?」と問うと同時に、「本当の食の安全とは何か」について問いかけています(詳しくは「シェパードの目標」をご覧下さい)。「日々の仕事に誇りを持」てることが「本当の食の安全」に繋がってくるはず。これを機に今日からの一週間は自分自身の「日々の仕事への誇り、、」について意識して点検されてみるのは如何でしょうか?
(つづく)
木原 茂明