− 第1話 −
松本大策先生からのお誘いを受けて、これからゲストコラムを書かせていただくことになりました。鈴木善人(すずきよしひと)です。よろしくお願いします。
まずはじめに自己紹介をしようと思うのですが、これまでの私の経歴には複雑な事情があって、今、いくつかの仕事を掛け持ちでやっています。だから、自己紹介をしようにも、きっぱりと、「私はこういう者です。」と言えない煮え切らないところがあるのです。
そんな私がメインの仕事だと思っているのは「農業コンサルティング」です。2003年に株式会社リープスという農業コンサルティング会社を設立し、毎年、少しづつコツコツと仕事を創ってまいりました。ひとことで農業コンサルティングといっても技術的なものから経営的なものまでずいぶん幅広いものです。当初は、農業技術を専門とするつもりだったのですが、8年間やって振り返ってみると今は農業ビジネスの企画や農業技術の開発、農業経営の企業化など、相当広い範囲で仕事をさせてもらうことになりました。
お客様は一般農家から農協、農業関連資材製造業、商社等さまざまです。基本的にモノは売らず、身ひとつで出かけていってお客様と一緒に新しいワクワクするような企画を立案しています。口の悪いお客様には、「お前が売っているのは浅知恵と悪知恵だ。」などと揶揄されることもありますが、そんな方ともその後もお付き合いさせていただいていますので、まんざらでもないのでしょう。同業者も少ないなか、お客様のために懸命に仕事をさせてもらっています。
もうひとつの仕事は、農業とは全く異なる分野の大学発ベンチャー企業の経営者です。北海道大学情報工学研究科の先生とともに「株式会社スマートサポート」という会社を立ち上げて、ウェアラブル・ロボットの開発をしています。まだ、なかなかお目にかかるようなものではないのですが、装着型のロボットです。マジンガーZとか、ライディーンとかガンダムとか昔のテレビ漫画にもありましたね。
(つづく)
株式会社リープス 鈴木 善人
http://www.leaps.jp/