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戸田克樹のコラム
第155話「身近な解熱鎮痛剤①」

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2017年10月4日

休日に久しぶりにショッピングモールにおでかけして、これまた久しぶりに大きな金額を使って買い物しました(笑)。何件もまわっていると、あれもこれもと買っちゃいますね。お金を使うと心がスッキリしたような…。あ、危ないなこりゃ。財布のヒモを締め直しです!
 
 
すっかり夏が終わり、朝晩は冷え込むようになってきました。
なのに日中はまだまだ汗ばみます。寒いのに、暑い。暑いのに寒い。そんな日々の中、牛さんは外で暮らしています。家の中にいれてあげられたらいいのですけど。

気が付けば、咳込む子牛がちらほら出ている農家さんも増えてきました。
昨日は「2日前に離乳した子牛が今までうるさく吠えていたのに、突然鳴かなくなった上に元気もなさそう」との稟告で診察した生後3か月の子牛を診察。41℃を超える発熱を呈していました。

離乳ストレス、環境変化ストレスが加わったのはもちろんです。さらには絶え間なく鳴き続けたことによってのどが乾燥し、さらに粘膜も損傷。そこにウイルスや細菌が感染して発熱してしまったのではないかと推測しました。

こんなとき、獣医師は抗生物質だけでなく解熱鎮痛剤も併用することが多いです。
今日からはその解熱鎮痛剤にスポットを当てていきますね~。

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