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ゲストのコラム
「舞子ぷらずま☆—プラズマキッチン便り—第9回」

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2010年7月20日

〜 朝ごはん 〜

 なんかもう…、なにこの暑さ。皆さんお元気ですか、夏バテしていませんか?
 ところで、皆さんのお宅では家族みんな、「朝ごはん」をしっかり食べてますか?今週は夏をしゃっきり乗り切る「朝ごはん」のお話を。

 最近よく、「朝ごはんは大切!」いう情報を何度も見聞きします。理由は、もちろん仕事や学業のエネルギー源になるからということなのですが、そこんとこもうちょっと詳しく調べてみると、朝ごはんって…かなりスゴかったんです。朝だるい、夜寝付けない、やる気出ない、太りやすい、集中力が続かないなどの不調、夏バテ、疲れてるから、年のせい…なんて思ってたお悩みだって、朝ごはんで治っちゃうかも!

 朝ごはんの役割は、身体と脳にエネルギーを送って目覚めさせ、体内時計の毎日の起床リズムをセットし、体温と基礎代謝を上げること。特に知っておきたいのは、「脳が摂取できる栄養は、食事から得られる血液中のブドウ糖のみで、身体に余っている脂肪などはエネルギー源とすることはできない」ということです。睡眠中は食事をしていないわけですから、私たちの朝の脳はまさに低血糖のガス欠状態。その上、身体のほうも、消化器官も動かず代謝も上がっていない状態となれば、上に挙げたような不調を感じるのは当然のこと。そこにガソリンを投入し火をつけるのが、朝ごはんの大切な役目なのです。朝ごはん抜きで仕事や学業にとりかかるのがいかに効率が悪いかということですが、逆に言うと朝ごはんを食べるだけで多少の不調は治っちゃうかもしれないというのも、スゴイですよね。

 とはいえ、朝は1分でも長く寝ていたいのが人情というもの。ホテルや旅館のような豪華朝ごはんじゃなくても、牛乳やチーズ、卵などの良質のたんぱく質と、パンやご飯などのブドウ糖をバランスよく摂るだけでまずは及第点だとか。朝が弱く、どうしても起きられないなら、ベッドでチョコレートをひとかけら食べると、ブドウ糖とカフェインで目がシャキーン(`・ω・´)☆です。また、お菓子の糖分は分解が早く持続力がないので主食にするのはおすすめできませんが、夜に食べていたデザートを朝ごはんの一品に加えてみるのも、朝起きるモチベーションになり、また夜食べるよりカロリーを消費しやすいので甘党さんはお試しを。牛さんのお世話で体力をたくさん使う人は、主食+乳製品に加え、繊維やカルシウム、鉄分などを、具だくさんの野菜スープなどから摂ると、夏バテの予防になって完璧です!

 できることから少しずつ☆まずは人間が元気じゃないと、牛さんだってなかなかきめ細かに見てあげられないですものね。
(つづく)
               著:黒沢牧場 上芝舞子

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