2017年8月4日 みなさん、堆肥舎は使いやすいですか?環境汚染対策への目が厳しくなり、法的にも堆肥の取り扱いには厳しくなっています。新しく堆肥舎を作った人も、これから作る人もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、堆肥舎についてのアドバイスです。牧場の土地に余裕があれば、堆肥舎の場所もかなり自由に考えることが出来ます。しかし、普通はかなりいっぱいいっぱいで、肥育牛舎の隣に建てたとか、牛舎の屋根の中に堆肥舎を作った、なんてケースもあります。でも、ここが要注意! このガス(有毒物質を含んだ水蒸気)に、どのような有毒物質が含まれるか検査したことはないのですが、牛さんのストレスになるだけでなく、もっとダイレクトに肉色悪化の原因になっているような印象です。 思い当たる人は、堆肥舎にお線香(50本ばかし点火したらすごい煙が出るから風の流れが一目瞭然です)を持っていって、水蒸気の流れを観察し、どうしたら牛舎の方へ来ないか検討してみましょう。 ちなみに、この堆肥からでるガス(有毒物質を含んだ水蒸気)は、植物にとっても有害なようです。以前、堆肥舎から隣の杉林の方へファンで水蒸気を逃がすようにしたら、杉林が枯れてしまったことがあります。近所との関係も悪くなるので、そういう点も注意しましょうね。 前の記事 牛が枯れるということ | 次の記事 トゥルペレラ? |