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ゲストのコラム
「牛から視たエサの話−36 「マニアックついでに」」

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2010年3月30日

 「学校」が楽しかったことを思い出すというよりも、よく廊下に立たされたり、ビンタくらったことを思い出してしまうのは、だいたいロクでもないことをしていたと今になって反省しています(もう遅いか?)。牧場に学校を作ることは、簡単ではありませんが、俺らのようなろくでなしの子供であった連中が、牧場を通じて、動物の誕生から死まで見つめることを手伝うことができればいいなあーと適当な考えかもしれませんが、1つの夢のような感じですね。そのためにも、もっとフリースクールについて勉強する必要がありそうです。

 マニアックな話題のついでに、イヤシロチ・ケガレチについて知っている方いますかね?

(著:東京都 村田六蔵)

ヨモ(四方)のタカミを結ぶトコロは、イヤシロチにて、ミソギに良し
ヨモ(四方)のヒクミを結ぶトコロは、ケガレチにて、ミソギに不良(ふさ)はず

 イヤシロチというのは、昔からの神社があるところなどに多いのですが、農業の世界では、作物がよく出来るところを言います。逆にケガレチは、作物の出来が悪いところを言うわけです。

 この楢崎さんは、全国の1万2千か所を科学的地磁場の調査を行って調べています。これらを分類すると、ケガレチ(劣性生育地帯)は約30%、普通(標準)生育地帯が約55%、イヤシロチ(優勢生育地帯)が約15%でした。昭和20年代のことなので、最近はケガレチがもっと増えていると言われています。畜産関係の調査では、イヤシロチにある牛舎や豚舎では、成績がよくて、ケガレチにある牛舎や豚舎では、乳量が少なかったり、肥育が不良になりやすかったりして、また病気の多いことがあるそうです。実際に過去経験したことでは、ある牛舎で必ずここの場所にいる牛は病気になってしまい廃用になってしまうという場所の地磁場を測定したときには、やはりケガレチであったことがあります。

 楢崎さんは、イヤシロチを植物生育の優勢地で人間の健康地でもあり、物質の耐久性を付与する地帯で、電気的には還元電圧地帯としています。一方、ケガレチは植物生育の劣性地で、人間には不健康な土地で、ものが腐りやすく壊れやすい地帯で、電気的には酸化電圧地帯としています。また「魔の踏切」とか「魔の場所」と言われているところもケガレチであったそうです。
これらを改善する方法として、炭埋法を考案しています。

 これらから、電子農法を開発しています。このイヤシロチ・ケガレチは、いわゆる風水学に通じているものですが、興味のある方は、「静電三法」楢崎皐月著や「イヤシロチ」船井幸雄著を読んでみて下さい。

(著:東京都 村田六蔵)

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