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ゲストのコラム
「和牛1頭仕入れの焼肉南山奮戦記(1) 」

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2009年12月1日

〜 まずは自己紹介 〜

 このたび、京都の北山通りで、38年間焼肉屋を営んでいる南山の取り組みについて、ご紹介させていただくことになりました。私は、㈱きたやま南山の社長、楠本貞愛と申します。
 五人の子を生み、縁あって出会った一人ぼっちの子を家族に加えて、養育里親としても子育てをしていますので、そもそもは母親が本業ですが、親の事業を引き継ぎ焼肉屋の社長もしています。ちなみに、夫は小さな学術図書出版社を自営している自由人で、ボランティア活動に没頭する、全く家庭向きではない難しい善人です。
 さて、南山では、現在木下その美さん率いる(?)こだわりの近江牛と、いわて短角和牛、そして今年南山が農商工連携の認定を受けてブランド化に取り組んでいる京都産のタンクロ(短角牛×黒毛和牛)「京たんくろ和牛」を、すべて1頭仕入れで商品化し、あっぱれにも、タンもミノも含めて食材はすべて国産オンリーで頑張っています。
 3種類の和牛を毎月それぞれ1頭〜2頭仕入れてそれを売り切るため、毎日2回ランチとディナー用に「本日のおすすめメニュー」を書き換えて希少部位を売り、部位お任せのメニューも作ってバランスさせて、焼肉に向かない部位は、お弁当の販売や、家庭用のお肉の販売で、やりくりしています。
 お弁当は、JR京都伊勢丹スバコ(京都駅西口を出た正面にあります)で販売。牛すじや切落しの家庭用のお肉は、毎週土曜日に店頭で開催する土曜朝市で販売しています。
 土曜朝市では、南山の産直野菜や惣菜も販売し、地元農家さんの参加も得て、ささやかな賑わいをつくってくれています。

つづく
焼肉料理屋南山 店主 楠本貞愛 記)

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