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椎葉絢香のコラム
消毒の意識を変えよう!!③(成功例をもとに)

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2017年4月13日

 この農家さんが徹底した消毒を実施できた、1つの大きなきっかけ…

 それは、女性の従業員(Yちゃん)を入れたことです!!

 この女性というのが重要なポイントで、子牛を管理する上では、やはり男性より女性の方がはるかに作業が丁寧で、子牛が送ってくるさまざまなサインを見つける目は上回っています。やはり、男性より女性の方が母性本能は強いのでしょうね!!(*´▽`*)

 特に、自分の子供の子育て経験のある女性なら、子牛のミルクの濃度・温度・消毒・乾燥・保存にも気を遣い、こまめに床替えも行い、エサ箱や水桶も綺麗に掃除するなど、子牛の気持ちになって考えるということが徹底されているように思います。ミルクをあげる際も、男性は『飲まんなら、ストマックチューブで流し込めばよかよ!』『腹がすきゃ飲むから、ほっとけばよか!』といった考えが多いのに比べて、女性は『飲まんなら、違う飲ませ方してみるが!』『飲まんねー、熱け?腹痛け?』と考える傾向にあります。

 さらに、Yちゃんは、以前養豚場で働いていた方なので、今までの消毒方法を見て『この消毒では、だめですよ!?(´・・`)』と社長に言ってくれ、一緒に消毒をしてくれたようです。(((👏)))(*’▽’)

 従業員を1人入れるということは、その人にお給料を払うということなので、なかなか踏み出せない人もいると思います。しかし、それにより、牛の病気がなくなり、牛の死亡が減り、牛の成績が上がる…これはとっても大きな一歩です!!

 私個人的には、この消毒完璧じゃん!と思っていたのですが…

『せんせーい、甘いですね!!( ̄▽ ̄) 実はまだまだなんですよ。この消毒!!』

えっ!!(・∀・)
 
消毒先生Yちゃんの指導は続きます(笑)………つづく(´▽`*)

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