2017年2月1日 手が乾燥します。かゆみをともなうほどに。そこでクリームを毎日ぬっています。それでも乾燥はとまりません。診療車に乗るたびに塗ることにしました。するとどうでしょう。 ハンドルが少しヌメヌメし始めました(笑)。 耐性菌の話の前に、ペニシリンなどの「βラクタム系抗生物質」の作用機序を軽くおさらいします。この抗生物質のターゲットは「細胞壁」でした。 細胞壁をもたない細菌に対しては効果がないのは皆さんご存知のとおりです。 ペニシリン耐性菌と呼ばれる細菌はなぜペニシリンが効かないのか 答えは「βラクタム環」にありました。 細菌の中にはこの構造を壊すことのできる物質を持っているヤツらが存在していたのです。 こうなると、細菌は抗生物質の構造をバンバン壊していきます。 これがペニシリン耐性菌と呼ばれる細菌たちが生き残ることができる理由なのです。 彼らにペニシリンは効きません! |