話がわき道に逸れてなかなか進みませんが、この程度の能力しかないものですから勘弁して下さい。雑草処理も上手く出来たら後は天気がよいことを祈るしかありませんが、よいサイレージを作っている方は、比較的疎植にしています。
これは、とうもろこしの個体1本ずつがしっかりと太陽を浴びて育ったものが「力のある」とうもろこしになり非常に美味しいそうな(もちろん牛から視てですが)エサになると思っています。ですから、カタログなどに書いてある栽植本数よりも500本くらい少なくても良いと思います。カタログを見ると、熟期が120日以降だと、6500本程度とありますが6000本くらいで良いと思います。このようなしっかり出来たとうもろこしは、そのまま青刈り給与でも喜んで食べると思います。
繁殖農家などで、とうもろこしの青刈り給与しているのを見ると、頭数と面積のバランスが悪いと霜に当たって枯れ上がったのを給与していますが、霜に当たった繊維などは消化率が極端に下がってしまうので給与しても糞になるばかりですから、面積が多いようだと、熟期が異なる品種を分けて播くか、晩生の品種を播いて、乳熟期(とうもろこしの子実にドライバーを刺して汁が出るころ)から給与を始めるようすると、栄養価もある利用性の高い給与が出来ると思います。
一般的には、とうもろこしは、サイレージにする方が多いと思います。現場を回ると、酪農家でもとうもろこしサイレージの品質の良いものを見かけることはなかなかありません。どうもサイレージを作るプロセスが上手くいっていないケースが多いと思っています。そこで、サイレージ作り(サイレージ調製技術かな?)について考えてみましょう。
その前に、ある酪農家での会話
■・「良いサイレージを作りたいね」
□・「良いサイレージと言ってもどんなもの?」
■・「発酵品質が良いものだよ」
■・「栄養価が高いものかな」
□・「そうですね」
□・「でもどうして良いサイレージがあればいいのかな?」
またしても、禅問答になっていますが、何を言いたいかわかりますか??????
(つづく)