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笹崎直哉のコラム
子牛の哺乳時で何に気をつけていますか?その3

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2016年12月26日

 皆様お疲れ様です。先日、ある夜に映画鑑賞(洋画)をしていたら、「外車に乗ってみたいなー」という思いが強くなりまして、休日に知り合いの方にお願いして外車の試乗をさせてもらいました。もともとドライブするのは趣味の一つなので運転し始めたら気分が上昇。一時間くらいお借りするところが、気がついたら日が暮れるまでドライブしてしまいました。毎度大馬鹿者だなとつくづく感じ、反省しております(泣)。

 ではコラムの続きにはいります。今回はお母さん牛の分娩後の泌乳量です。
お母さん牛と一緒の自然哺乳について考えると、無事出産が終わったあとに皆さんが気にすることは「お母さんのおっぱいは張っているかな?泌乳量は充分量かな?」という点だと思います。
 実は一般的に母牛の泌乳量(黒毛和種)は、分娩後1~3週間でピークに達し、その後は。徐々に減量していきます。よって子牛が4週齢になると発育に必要な栄養が不足しがちなので、早くから固形飼料に慣れさせる必要があります。さて具体的にお母さんはどのくらいの乳量を出してくれているのかというと、、、
 分娩後1~3週間は1日あたり7.0kg、4週目以降は7.0kg/日を下回り減少していきます。16週目になると4.9kg/日になります。
つまり子牛が3~4ヵ月齢のときお母さんは1日5㎏の泌乳も苦しい状態になってしまいます。

つづく

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