自給飼料を作るときに大事なことは、どの種子にするか?・どの品種にするか?とかありますが、現場を歩くと意外と土作り(土壌管理)が出来ていないところが多くあります。どうしても、糞尿(堆肥)を入れるためにバランスが悪い状態になりやすくなります。そして、できた自給飼料の品質が悪く思ったように牛が食べてくれないものになっています。(この問題が、自給飼料作りを止めてきた理由の1つと思います) そこで、よく食べる自給飼料作りのための土作り(土壌管理)を考えてみたいと思います。草地面積がたくさんあると、糞尿の還元する量が少なくなりますが、面積が少なく、頭数が多いと糞尿の量が多くなります。しかも、牛舎(あるいは堆肥舎)に近い畑はどうしても入れやすいので多くなりがちです。 しかし、その畑でも飼料作物を作ることになりますから、そこからの自給飼料は、硝酸態窒素の多く、ミネラルバランスが悪いものになります。そうすると、せっかく自給飼料を作っても、食べないならいいですが、食べると牛の調子が悪くなるものを自分で作ってしまうことになります。 |