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椎葉絢香のコラム
牛だって不妊治療①

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2016年8月10日

 8月に入り、本格的な夏が到来しましたね~(^▽^;)

 さて、この度、農林水産省情報発信誌である
『aff(あふ) http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/』に掲載させていただきました。(´▽`*)

『和牛の生産を支える女性獣医師の1日』として紹介していただいています。
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1608/mf_topics02.html
インターネットでどなたでも読めるようなので、ぜひ読んでみてください☆
 
 
 先日、私が繁殖検診を受け持っている農家さんでAI(人工授精)10回行っても受胎しなかった牛がついに妊娠する!( *´艸`)という大変嬉しい出来事がありました!❤!

 その牛の名前は『ゆうこりん』(笑)。(まさかのタイミングで不○問題が出てますが…(゚Д゚;))

 発情はちゃんときて、種付けも問題なく行えます。ただ…何度妊娠鑑定しても(-)。気づいたらもう10回目…。同級生のお友達はもうすでにお母さんになり、2度目の妊娠を迎えています。農家さんも授精師さんも『ゆうこりん~今度こそ頑張れよ~』と皆で応援しますがなかなか受胎しません。

 『繁殖障害、繁殖障害』といっても人間の不妊治療と一緒ですので、牛でも相当なお金がかかります。和牛生産農家は、子牛を産ませなければ利益になりません。

 ついに、『これで妊娠しなかったら肥育に回す!』ということになり、最後に『ET(受精卵移植)』を行ってみることになりました。

 すると1回目でご懐妊!!ヾ(≧▽≦)ノ
 おめでとうございます☆

 せっかくですので、今日からAIとは?ETとは?今回のケースをふまえ、不妊牛についての期待できる処置など書いていこうと思います!つづく・・・(*´▽`*)

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