「整理整頓が効果がある」ということを繰り返し書いていますが。
こういう私も、以前は「ほんとかいな?」と思っていました。
永守社長の言う 「整理整頓ができて、初めて基本的な作業に取り掛かれる」
となんども、聞いたり読んだりしていたのですが、始めのうちは、やはり
「ほんとかいな?そんなことで成績がよくなれば苦労はせんよな!」と思っていました。
でも、デーリージャパンに連載したり、本に書いたりした手前上
「こりゃ、自分もしなけりゃ、ちょっとまずいかな」と思い、
まあ、それほど、私の部屋や事務所は散らかっているほどでは、なかったのですが気をつけて片付けるようにしました。
おかげさまで、事務所は非常に片付いた状態が続いています。
それでどうなったかと言うと。
掃除をすることで、毎日の小さな変化に気付くようになりました。
すこしでもゴミが落ちていると、わかるようになりました。
わかるようになると、「ゴミが落ちているから拾おう!」
という気持ちになり行動になりました。
事務所が片付くと、駐車場も落ち葉が入ってくると掃除するようになりました。
駐車場が片付いてくると、診療車も気になって、医療廃棄物の分別や薬の補充など整理されてきました。
それから、毎日やることのスケジュールや作業の優先順位などが整理されるようになってきています。
やはり、永守社長のいうように
「毎日の小さな変化に気付く」ということが観察力の向上につながり、仕事のいろんな分野での変化を敏感に感じ取れるようになります。感性が豊かになります。」ですね。
これが農場の場合は、
農場内の小さな変化を敏感に感じ取れたら、すぐに対応が出来るようになります。良くなった変化、悪くなった変化を、感じ取れるかどうかが、経営に直接関係してきます。牛の変化、エサの変化、牛舎環境の変化、メンバーの働き方の変化など、感じ取れなくては悪い部分をよく変えることはできません。
さらに、「やはり必要なんだ!」と思えるようになったのは、ついこの前です。
(つづく)