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加地永理奈のコラム
子牛が母牛を見分ける方法

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2026年7月29日

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親付けされている子牛って、どこかへ出かけても、ちゃんと自分の母牛のところへ戻って母乳を飲みますよね。
たとえ母牛の配置を入れ替えても、ちゃんと自分の母牛のところへ帰れるという話を聞くと、どうやって自分の母牛を見分けているのだろうと気になります。

母牛の認識方法について調べてみると、実験して論文になっているものがいくつかありました。

まず子牛は、生後24時間以内に匂いで母牛を認識できるようになります。
分娩直後、母牛は子牛の体を舐める行為(リッキング)をしますが、この時に母牛は子牛の匂いを覚え、子牛も母牛の匂いも覚えます。

そこから数週間すると、で母牛を判別できるようになります。
1994年にBarfieldらによって行われた研究では、生後数週間の子牛にスピーカーで母牛と他の牛の鳴き声を聞かせたところ、自分の母牛の声が流れるスピーカーに近づいていき、長時間そこにとどまったそうです。
想像するとなんとも可愛らしい実験風景ですよね。

子牛は視覚も利用して母牛を見分けているようですが、視覚情報だけでは若齢子牛ほどよく間違えてしまうみたいです。
子牛が自分の母牛を認識するには、視覚だけではなく、嗅覚と聴覚も重要であることがわかります。

また、一度確立された親子の認識は、離れても数か月は続くそうです。
8か月齢の子牛を3週間母牛から離しても、再会させると自分の母牛に好んで寄っていた、という実験もありました。

親子の絆は強いですね!

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