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橋本匠護のコラム
昼間分娩誘起方法を見直しませんか?

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2025年11月28日

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今回のコラムは「昼間分娩誘起法」についての話です。これは分娩前のエサやりを夕方の一回のみにすることで、分娩を日中に集中させる方法です。

日中に分娩を誘起することで、人がチェックしやすく分娩事故のリスクを抑えることができます。また農家さん自身の負担も減らすことのでき、メリットは盛りだくさんです。


↑できれば分娩は日中が嬉しい・・・

往診先の一部の農家さんでも取り入れられている昼間分娩誘起法ですが、いくつか注意点があります。その注意点の一つとして、「分娩前の乾物摂取量(エサの総量)などが不足しやすいこと」が挙げられます。

これは昼間分娩誘起法を実施するうえで、日中の採食を制限するためです。もちろん昼間分娩誘起法を導入されている農家さんで、十分な乾物摂取量を確保され、何の問題もないところもあります。一方で「ちょっと少ないかも・・・」と思ってしまうようなケースに遭遇することもあります。

分娩前の乾物摂取量などは、「生まれてくる子牛の免疫」や「分娩後の繁殖」にとって非常に重要です。農家さんによっては「分娩前は粗飼料飽食です!」というところもあるくらいです。

ではある程度の乾物摂取量を確保しつつ、昼間分娩誘起法を実施するには、どのような点に注意したら良いのでしょうか・・。次回に続きます!
 
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