(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
戸田克樹のコラム
第501話「僕らはどうして直検をするのだろう⑧」

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2025年8月21日

 これまでのシリーズで「直腸検査をすることでわかること」を書き連ねてきましたが、これらは「直腸検査をしないと分からないこと」であるとも言えます。膀胱や腎臓といった泌尿器の状態、直腸粘膜の状態、脂肪壊死塊の有無、子宮や卵巣といった繁殖器の状態を直接触って確認できるのは体の大きい牛が相手だからこそできることです。小動物や豚のお腹の中の様子を診ようと思ったらエコーに頼るしかありません。牛の直腸検査は、こうした特別な機材がなくても実施可能な検査法でコストはほぼゼロ(直腸検査用の手袋とローションなどの潤滑剤代のみ)。それでいて、尿石症やリンパ腫などの重症疾病の有無やその重症度を確認できる非常に有用な検査方法です。

 もちろん最初は直腸に手を入れても何も分からないかもしれません。子宮や膀胱もなかなか見つけられないかもしれません。しかし、何回か繰り返しているうちに確実に自分が触っているものが何かがわかるようになり、確認したいものを狙って触れるようになります。

 今回のコラムを読んで直腸検査にちょっとでも興味が出てきたという方!
 獣医師を呼ぶ前に、もしくは獣医師を待っている間に、直検手袋を颯爽と装着して直腸検査にトライしてみてはいかがでしょうか。「ほ~・・・あの獣医師はこんな風にしていつも直腸検査してるのか・・・」と、体験の共有ができること間違いなし(?)です!

 
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今週の動画
今の所、これが一番かな〜

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