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私の目標としている繁殖成績は年1産です。でもなかなかこの目標をクリアーしている農家さんは少なく、診療所管内の繁殖農家さんでもほとんどいません。その理由のひとつに、少数規模経営の繁殖農家さんがほとんどのため、分娩後母子を離さず、そのまま自然哺乳で育てる繁殖形式を取っていることが挙げられます。この繁殖形体では、子牛の発育はよくなりますが、母牛の発情回帰が遅くなりやすく、繁殖成績は低下します。 この早期離乳と自然哺乳との繁殖形式には、両方に長所や短所があるため、どちらがよいかなどははっきり言えませんが、自然哺乳だからといって1年1産が不可能とは思いません。繁殖成績を上げるにはどうすれば良いかは以前にもコラムで書きましたが、重要なので次回もう一度お話します。
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