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蓮沼浩のコラム
「第197話 「分娩後のBCS雑感」」

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2010年9月2日

 さて今回は分娩後のBCSについて考えてみましょう。母牛は分娩すると仔牛へ与える母乳がでます。そして産後の子宮の回復にもエネルギーがつかわれます。乳牛みたいにたくさんの牛乳がでるわけではないのですが、それでも日量6Lは少なくともでているといわれています。当然母牛の維持エネルギーの給与だけでは牛はどんどん痩せてきてしまいます。実際ほぼ全ての母牛は分娩後に痩せてきます。仔牛が大きくなって母乳をどんどん飲むようになるとさらに痩せてきます。ここでどこまで痩せるのを許容するのかということがポイントになります。小生の感じでは分娩後1ヶ月でBCSの痩せる許容範囲は0.50と見ています。これが1.00痩せると相当急激に痩せていると判断します。分娩時と分娩後のBCSを見ておくことで母牛の餌の量の適否を判断することができるので、是非農家さんはこのポイントをチェックしてみて下さい。
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