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蓮沼浩のコラム
「第51話 「アナフィラキシー反応」」

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2007年9月13日

 いざ輸血をすることとなった場合注意しなくてはいけない点がいくつかあります。それらは大きく輸血反応といわれていますが、その中でも特に重要なものにアナフィラキシー反応があります。この反応は輸血による刺激を受けてから2〜20分以内に現れます。前にも説明しましたが初回輸血であればほとんど問題ないのですが最初の輸血をしてから5日以上たっている牛さんにもう一度同じ供血牛の血液を輸血しなくてはいけない場合は必ず交叉適合反応試験をして安全を確かめてから行ってください。アナフィラキシー反応は牛さんの異常なもしくは過大なアレルギー反応です。症状としては軽いものでは眼瞼や外陰部の浮腫、それに蕁麻疹など。ひどいものでは血圧低下、呼吸困難、不安、排便、頻尿、筋肉の振戦、虚脱、突然の鼓脹症や下痢。最後にショック状態となり死亡する例もあります。だから最初の20分間は必ず牛さんの横についていて少しでも異常を感じたらすぐに輸血を中止しなくてはいけません。次回はアナフィラキシー反応の治療方法を紹介しますね。
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