2012年6月8日 尿が溜まって膀胱がある程度拡張すると、膀胱は尿を体の外に出そうと収縮します。このとき、尿が体の外に出るときの通り道が“尿道”です。尿道はその出口が外部生殖器に続いているので、雄と雌とで構造が違いそれぞれに特徴があります。 この様に、雄の尿道は雌に比べて非常に長く曲がった構造をしています。これに加えて、雄の尿道は雌よりも非常に細くなっています。直径は大体5mm~6mmくらいで、1cm近くある雌と比べて2/3ほどの太さしかありません。この為、雄(去勢)牛は雌牛に比べて尿石症による尿閉が非常に起きやすいのです(尿石症に関しては別で詳しく紹介します)。 前の記事 牛の解剖102:膀胱(4) | 次の記事 牛の解剖104:尿道(2) |