中国の木村ファン！

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2019年3月1日

　今回は、チンタオの牧場で指導した後、友人に案内してもらって中国でキウイを作っている社長の農場をたずねました。

　それがなんと「無農薬有機栽培」というではありませんか。最初は「どうせ口だけだろう」と思って伺ったのですが、この社長、実は「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さん（http://www.shepherd-clc.com/archives/972）の大ファンで、木村さんの本を教科書と仰ぎ、数十回も読み必死で研鑽を続けてようやくなんとか成功したそうです。その間6年間は商売にならず、どうしようかと悩むこともあったそうですが、木村さんは9年間耐えたという事に励まされて、中断せずに有機栽培を続けたとのことでした。

　実際、そのキウイはとてもおいしくみずみずしく、さらに切った後1週間たっても、表面が乾燥するだけで腐っていません。

　これは木村さんのリンゴと同じです。5年ほど前のキウイのみを切ったままにしておいたものを見せていただいたのですが、やはり腐らないで乾燥しきっていました。

　中国でも、このように信念を持って日本人の書いた本をバイブルとして頑張っている人がいることを知り、心からうれしくなりました。

　この後、中国式のお茶を入れていただきました。とても丁寧に茶碗を温め、そのあとお茶で茶碗を共洗いしてからお茶を注ぐという、大変丁寧なもてなし方でしたが、お茶は台の上にこぼしてしまうので、日本人の僕からすると、丁寧なのか大雑把なのか、とにかくダイナミックなお茶会でした。

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　この日は、元宵節といって旧暦の1月15日（春節：旧正月の終わりのお祝い）でしたので、この日に欠かせない元宵というお団子もいただきました。これはゴマで作ったあんこを餅米粉の上で転がしながら皮をつけていくという、一風変わった作り方で団子を作り、お湯でゆでたものです。文化の違いとは面白いものですね。