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戸田克樹のコラム
第137話「困ったときのリカバリー Episode ⑤-リカバリー成分編①-」

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2017年5月24日

近頃テレビCMで栄養ドリンクやビタミン剤の宣伝がよく目につきます。
有名人が黄色い光に包まれて「ふわ~☆」っと元気になっていくやつとか、ブロンズ像のように固まった人がほぐれて爽やかな笑顔を取り戻したりとか。
これ、すさまじい効果ですよね。

実はこんなすさまじい効果をもたらしてくれる成分が、リカバリーMには含まれていました。
「元気がでますよ!」という雰囲気のドリンク剤やビタミン剤には大抵ビタミンB群が含まれています。では、リカバリーMに含まれている成分を見てみましょう。

1. 硫酸チアミン(ビタミンB1
2. リボフラビン(ビタミンB2
3. ニコチン酸/ニコチン酸アミド(ビタミンB3
4. D-パントテン酸カルシウム(ビタミンB5
5. 塩酸ピリドキシン(ビタミンB6
6. 葉酸(ビタミン9
7. シアノコバラミン(ビタミンB12
8. タウリン
9. ビタミンイー

7種類ものビタミンBが含まれています。
これはもう、「元気になってください!」というメッセージ以外の何ものでもないですね(笑)。

各種ビタミンは体の代謝経路で複雑に反応しあいながら生命に必要な物質をつくりだしてくれています。

ビタミンBが7種類含まれているのも、これらのうちどれかひとつでも不足してしまえば、代謝経路がストップしてしまうからなのです。
部品がひとつでもなくなってしまえば、たとえ他の部品がたくさんあっても工場の生産ラインがストップしてしまうのと同じです。

ではビタミンB群が必要とされるところはどこなのでしょうか。

つづく

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