2017年2月20日 皆様お疲れ様です。突然ですが、先週の2月14、15日は獣医師国家試験がありました。早いもので私が試験を受けてからもう一年が経過するところです( ゚Д゚)。当時私は本番直前に試験官が一番前の列で、問題や解答用紙を仕分けているときが、緊張のピークを迎えているときでした。今でも忘れられません。しかし大学と研究室の先輩でもある椎葉獣医師が本番の朝に「落ち着いて頑張ってね( ^^) 」というメールをくれたのでそれをもう一度読み直し試験に臨みました。本当に有難かったです(´;ω;`)。毎年約1,000人の獣医さんが誕生するわけですが、これまた試験の出題範囲が広くなったり、難易度が上がったりとなかなか大変なのです。今年は一人でも多くの方が合格し、鹿児島県でお勤めする獣医さんが増えてくれたらいいな、と密かに思っています。 さて前回は哺乳速度に関して話を進めていきましたが以下のメリット3点をさらに詳しく紹介させていただきます。 ②ゆっくり飲むことで、ミルクの誤嚥を防ぎ子牛時期の呼吸器病のリスクを減らすことができる。 ③第二胃溝反射が十分に働くことで、ミルクが第一胃に漏れ出て異常発酵を起こさないようにできる。 最後に以外にも哺乳速度をゆっくりにすることで子牛が「あーあ、ミルク飲み足りないなー」という空腹感を与えないのではないかとも思います。はやり哺乳期はどうしてもミルクが主体の食生活なので丁寧に哺乳してあげて、子牛に満足感を与えてあげたいものですね。 前の記事 子牛の哺乳時で何に気をつけていますか?その9 | 次の記事 戸田獣医師からの助け舟~Sound of O・NA・KA~ |