(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
戸田克樹のコラム
第95話「DEBESOに注意~治療③~」

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2016年7月20日

先日、久しぶりに平日に休暇をとりました。妻は仕事です。家にひとりです。
ぼけぇー。っとするしかありません。(淋しっ!!)でも、その日は久しぶりに晴れたので、洗車をすることにしました。


いい感じに撥水してます。車用のワックスまでかけちゃって、気分はウハウハです。


夜は愛すべき宮崎の郷土料理、チキン南蛮をクッキング。
色は悪いですが、まぁまぁのお味。宮崎県民は他県のチキン南蛮は認めません(笑)。

さて、笹崎先生と必死こいて巻き付けたネットでしたが、その効果はいかに!

「先生、ずれちょっど」

はぇ????

1週間巻いて、ヘルニアがどれだけおさまったかを確認する予定でしたが、なんと2日後にはずれてしまったようです。行ってみるとりっぱなおへそがコンニチハ!してました。

敗因は2つでした。
①ハッチ飼育ではないため、子牛の活動量が多い
②生後4ヶ月を迎えているため腹囲の増減幅が大きい

とくに盲点だったのは①。
いままでネットやテーピング整復してきた子牛はいずれも「ハッチ」飼育だったのです。そのため子牛の動きはある程度制限されていました。さらに、ハッチにいる時期の子牛はそれほど大きくありません。食餌量もさほどないため、腹囲の増減幅はそんなにありません。今回の子牛は部屋をよく走り回りました。さらに、「あまりきつくすると、エサを食べた後に苦しくなってしまうのではないか」という考えが頭をよぎったため、少し緩めにしぼってしまったのです。

戸田の完敗でした。

その日は改めて巻き直し。前回よりきつく巻き直しです。
ネット整復は「ずれる」という欠点があるのです。

よし、少しきつく巻いたから、今度は大丈夫だろう。
 
 
2日後

「ずれちょっど」

え・・・・。( ゚Д゚)

つづく。

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