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ゲストのコラム
「内田千絵の新米日誌その1 「かごしま県へ」」

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2006年11月7日

「ビンタがないわけじゃないよね。」
「それはない〜。」
昨日、逆子で生まれ、まだ、ボーッとしている子牛を指して、農家さんと先生が話をしていた。
私の頭の中は、???。話の内容が、全くわからない。
「ビンタ、、、、が、、、ない、、、。」ビンタって何?
・・・
「牛が朝からソドウして。」  ソドウって何?
「カイワレて。」 カイワレ、、、?
「スソからヤニが。」 スソ、、?ヤニって、、。
次から次へと出てくる始めて耳にする単語。
何気ない雑談なら、多少分からなくても、笑って誤魔化してって、無理やり会話成立!にしてしまえるけど(ごめんなさい)、牛のことや質問されること(プライベートのことでも)は、そうはいかない。分かりやすい言葉で、ゆっくり話して〜、と祈りながら、笑顔で何度も聞き返す。ごめんなさい、言葉が通じなくて。本当に申し訳ないです。
・・・
 今年の4月から鹿児島へやってきました。牛の獣医がやりたくて。湧水町で開業している獣医さんのもとで働いています。先生におんぶに抱っこで、やっと、どうにかこうにか半年を過ごすことが出来ました。さて、問題はこれからです。私にとって、牛のことを教えてくれるみんな(獣医師、農家さん、畜産関係の方々、動物薬関係の方々、等など)が先生です(図々しくて申し訳ありません、勝手に皆様を先生にしてしまって)。なが〜い目で見つつ、ビシバシとご指導ご鞭撻いただけたら、こんなに嬉しいことはありません。どうぞ、どうか、よろしくお願いいたします。
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