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桐野有美のコラム
「ルワンダ便り−26 「わたしの1日(アフターファイブ)」」

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2011年11月8日

 午後の仕事もどうにか終わりました。また風強くなってきたので、さっさと帰らないとまた大雨になって、停電で真っ暗な職場にひとりぼっちで取り残されてしまいます。
 どんより曇り空の下、にぎわう商店街を急ぎ足で通り抜け、途中で夕食の材料を買います。ピーマンやにんじん、ニガなすなど、100フラン分くらいずつ買います。一個いくら、という買い方より、100フラン分ちょうだい、と言った方がぼったくられにくいです。
 うちに帰るとまずは火おこし。古新聞と小枝でおこした火を木炭に移します。ビニールに火をつけてドローッとなったのを木炭にたらす、という裏技もありますが、ルワンダでは環境と景観のためにビニール袋の使用が禁止されているのでビニールがあまり手に入りません。
 さて、今日のメニューは煮豆とごはん。一般的な主食である調理用バナナ(蒸かしたり煮たりして食べます。ジャガイモみたいな味)やウガリ(キャッサバやトウモロコシの粉を加熱しながらこねて作るお餅のようなもの)に比べると、お米は少々高価ですが、ルワンダでも作っていますし、アフリカの他の国やアジアからの輸入米もあります。基本的にどれもタイ米みたいな長粒種ですが、圧力鍋で炊いたら抜群のおいしさ!・・・と思っていたら、このたび2年ぶりに日本に帰ってきて炊飯器で炊いた日本のお米を食べたところ、おいしさがぜんぜん違う!「アフリカのお米もおいしいじゃん!」って自分で自分に暗示をかけていたのかもしれません。この自己暗示も、精神衛生上、必要なことだったりします。笑

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