2016年4月15日 暖かくなってくると、ハエが現れるようになってきました。ハエは牛さんにとっても、牛舎にいる人間にとってもストレスとなります。ハエが役に立つとすれば、良いオーツかどうか見分ける1つの指標に使えるくらいでしょうか(ちなみに良いオーツというのは、甘みが強いのでハエがたくさん集まるそうです)。 このハエですが、わんさか増えた後に対策をとってもなかなか数を減らすのは難しいです。ハエが卵から成虫になるまでは1~2週間で、1匹のハエが生涯産卵するのは約500個なので、とんでもない数になるのは納得できますね。ハエ対策はなるべく幼虫の段階でしておくのが理想的です。ハエ対策用の薬剤もありますが、消石灰も幼虫の発生を抑えてくれる効果があるようです。ハエの発生源の一つである牛床に消毒も兼ねて消石灰を撒布するのも良いと思われます。 早めに対策して、少しでもストレスフリーな夏を迎えましょう。 前の記事 第125話:犬から牛へ・・・③ | 次の記事 第127話:体の外にいる寄生虫 |