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松本大策のコラム
出会いと別れ

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2016年4月4日

 年度も新しくなり、シェパードも8年間頑張ってくれた伏見獣医師が卒業となり、また新しくシェパードの獣医師として頑張ってくれる笹崎獣医師が入社しました。

 先週の土曜日に、伏見獣医師の卒業送別会と笹崎獣医師の入社歓迎会を兼ねてみんなで食事会をしたのですが(残念ながら数面獣医師は風邪でお休みでした)、伏見獣医師ご家族も参加してくれて、椎葉獣医師が徹夜で編集してくれた、これまでの伏見獣医師の頑張りの記録ビデオも映写して、あらためて8年という時間の流れと、その間ともに頑張ってきたそれぞれのスタッフを想い、なんだか泣けてきました。
 伏見獣医師は卒業して新たな診療所を運営しながら、シェパードの仕事にも協力してくれるのですが、やはり卒業生を送り出すたびに、言いようのない淋しさを覚えます。

 しかし、シェパードの卒業生は、、みんな自信にあふれ新しい人生に胸を張って旅立ってくれます。月並みな言い方ですが、若鳥が遠く未来を見据えて巣立っていくようです。その姿を見送りながら、本当に診療所をやってよかったなぁと思います。
 もちろん彼らがここまで育つことができたのは、頼りない駆け出しの頃から、彼らを信頼し、失敗してもはげまし、時にはきちんと叱って下さった農場の皆さま方のおかげだと想っています。僕はいつも人に恵まれているなぁ、と感謝でいっぱいです。

 シェパードでは、感傷にひたる間もなく、すでに各スタッフとも忙しく新たな仕事に取り掛かっています。新人の笹崎獣医師も、毎朝の契約農場での直腸検査後に、他のスタッフより早く出社して掃除をして、毎朝のスタッフミーティングに参加します。

 まだまだこれから厳しく育てていきますが、新しいシェパードをこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

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