2015年12月16日 そこで、モミガラのオススメな使い方が、敷き料として“とにかくどっさり”入れるというものです。ハッチでもパドックでも30cm以上が一つの目安です。 モミガラの物性的特徴は、吸水性が低く、体積が大きく(重量の割りにカサが張る)、圧縮に負けにくい(隙間に空気を良く含む)ことにあります。 ではそれらの特徴を踏まえて、このモミガラを敷き料にしたときのメリットは何かというと・・・ ①厚く敷く分、床からの伝導熱を防げる ②吸水しないので尿はすぐに最下層の床まで落ち、表面が濡れない(牛体が濡れず、蒸発熱を防げる) ③糞便はもみがらにくるまれ、牛体が汚れず、やがて自然に乾燥する(牛体が汚れない) ④厚い空気の層により尿の匂いも上がってきにくい ⑤牛が座った際に子牛の体が少し埋まることで保温性が高まる ⑥モミガラの追加と堆肥出しの手間が大きく減り、時間、労力、コストを削減できる(ハッチでは2ヶ月以上交換・追加の必要なく管理できるとの報告) ⑦モミガラをもらってきたらダンプのままどっさりパドックに入れればいわゆる“置き場”というものが必要ない そんな夢みたいなおいしい敷き料・・・それがモミガラです!! 以下の写真は、異なる3つの農家さんのものですが、それぞれハッチやパドックに大量のモミガラを入れて牛を管理しています。「モミガラハッチ」「モミガラパドック」です。 モミガラすごい!! |