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伏見康生のコラム
NO.327:首曲がり その4

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2015年10月21日

数日のデキサメサゾン局所注射とつなぎ運動(首が伸びるように高めに繋ぎロープで矯正)で、がちっと固定されたような印象だった首曲がりが、日ごとに明らかに首が柔らかくなっていきました。(柔らかくはなったものの、普段の生活では曲がったまま)

治療効果が現れたことから、診断は正しかったものと判断。

つなぎ運動後数十分程度は少し首が伸びたようになることから、持続的に首を伸ばさせることが有効なリハビリとなる可能性も得られました。
したがって次のステップとして、農家さんや獣医師がつきっきりではなく、牛は自由にさせ摂食・飲水に問題がないリハビリ方法を検討しました。

つづく

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