2015年4月22日 ネピアグラスは、アフリカ原産のイネ科の多年草でC4植物、草丈は4mを越す、超大型の飼料作物です。 とにかく強靭な作物で、鹿児島県の北部であっても年4-5回の刈り取りが可能、気候によっては越冬し、放っておいても翌年も勝手に伸びてきます。乾物収量は最大85t/ha/年という驚異的データもあります。(ソルゴー、スーダンなどで15-25t/ha/年程度と思います。かつ一年ぽっきり) で、そのネピアグラスがなんなんだといいますと・・・私はこれが和牛繁殖にとって極めて優良な自給粗飼料だと考えています。 繁殖母牛のBCS(太り具合)をうまくコントロールしながら繁殖成績を高め、DMI(乾物摂取量)を充足させて、ストレス無く飼っていく、かつ、農家さんのお金と手間を最大限に省いた管理をするには、 「栄養価はさほど高くなく(CP、TDNも低くていい)、収量が巨大で再生力が強い、βカロチンとビタミンEをふんだんに含んだ粗飼料」 が必須です。 つづく!! 前の記事 NO.311:オイルジョッキをしってるかい?(2) | 次の記事 NO.313:ネピアグラス その2 |