2015年2月9日 立春が過ぎ、日本各地で春めいたシーンが少しずつ見えてきたのではないでしょうか。 鹿児島にも春が来ております♪ 「残るのはオス♂なのかメス♀なのか」 発情を迎えたオスは群れを離れて、パートナーを探し、新しい自分の群れをつくる 集団生活をする動物に対して、そんなイメージを持っている方は非常に多いでしょう。 では、チンパンジーはどうなのか。 彼らの社会では、初めての発情を迎えたメスが群れを離れて別の群れに所属するというスタイル。いわゆる「父系社会(生まれたオスが群れにずっと残り続ける社会)」なのです。 群れを離れると、他の動物から襲われる機会も増えて危険です。父系社会では群れの中のオス頭数が一定のため、防衛力が大きく変動することがない(群れに大きな危険が及びにくい)というメリットがあるのです。 さて、オスがどっしりと群れに居座り続ける一方でソワソワし始めた(発情期を迎えた)メスはどうなるのでしょうか。 とはいかないのがチンパンジーの世界。 つづく。 前の記事 第19話「卒業論文④Talking of チンパンジー♪ ~食餌編1~」 | 次の記事 第21話「卒業論文⑥Talking of チンパンジー♪ ~子どもが愛される社会・・・なのか!?~」 |