2014年10月9日 牛くん「ねーねー。治療まだー??昨日から食欲なくてつらいんだー(>_<)」 「待たせてごめんよ。すぐに診察するからね。」 熱はなし。鼻水も出てないし、呼吸も落ち着いてるなー。元気もあるし、表情はすごくいい。でも胃の動きは弱いゾ。便も少ないなー。んーーーー…。 牛くん「ねーねー。まだなのー?原因よくわからない??」 「原因を見つけないと、治療方針が定まらないし…。よし!あれの出番だっ!!」 ババン☆ 農家さんのお話や牛さんが教えてくれる情報から原因を探れないとき、あるいはまだ症状は出ていないけど体のどこかがダメージを受けているかもしれないと感じたとき、私たちは血液検査を実施します。この血液検査、診療において重要な情報をたくさん与えてくれます。細菌に感染しているのか、腎臓や肝臓が痛んでいるのか、病気になってどのくらいたつのかなどなど…。ときには予想していなかった情報を教えてくれることもあります。 「牛くん、血をとって検査しよう。これで原因がみつかるかもしれないよ。」 牛くん「えっ…。注射するの?イヤーーーーーーー」ドドドドドドドドドド…。 あ…。牛くんがどんどん遠くに行っちゃうゾ。これじゃあ採血できないなー。んーー。 つづく。 前の記事 第3話 「農場に入るその前に」 | 次の記事 第5話「過ぎ去りし脅威」 |