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蓮沼浩のコラム
第392話:今後の流れ

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2014年8月28日

 世の中の流れはなかなか目で見ることが出来ません。非常にゆっくりと、しかし確実に変化しながら動いていきます。そしてある時に過去と現在を振り返り、その変化の大きさに気が付き、愕然とします。毎日の生活に追われているとなかなかこの時代の流れに気が付きにくいものです。できるだけ小生は毎日の生活の中で未来を考えさせることにアンテナを張っています。怖い面もありますが、夢のある面もあります。あと3年先、5年先、10年先、100年先にはどんな未来が待っているのでしょうか。1893年に開催されたシカゴ万国博覧会では参加している人の誰一人として、現在のモータリゼーション、携帯電話、SNS、宇宙ステーションを想像できた人はいないでしょう。たしかに、未来を予測するのは難しそうです。しかし見方を変えれば、今はどんなに突拍子のない話でも、将来はわかりませんね。また、これとは別に何となく予想が出来ることもあります。先月農林水産省が2014年畜産統計を発表しました。肉用牛農家さんは鹿児島県では前年比で610戸減の9690戸。ついに1万戸を割り込みました。繁殖用雌牛も11万4700頭と昨年よりも3600頭の減少。肉用種出生頭数は前年を5200頭下回っています。ではここからこのような現状をどうとらえて、どのような行動を起こしていくのか。データの流れと現在の世の中を見て、未来に向かっていろいろ考えて行動を起こしていく。何もしないというのも一つの選択。でも、やっぱり大変だけど前を見つめて進んでいくほうがいいような気がします。

第402話:今後の流れ

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