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伏見康生のコラム
NO.293:プールトレーニング その2

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2014年7月23日

鉄の産廃ボックスの大きさは偶然にも高さ、幅、奥行きともちょうど300kg程度の牛にぴったりのサイズ!
雨水を溜めて・・・
スタンバイ完了

NO.293:プールトレーニング その2

さあ、起立不能牛を吊り上げて・・・

NO.293:プールトレーニング その2

NO.293:プールトレーニング その2

NO.293:プールトレーニング その2

プールイン!!!

おお~!
気持ちよさそう(笑)
(やはり熱中症にも使ってみたい)

NO.293:プールトレーニング その2

・・・しかし、本人に立つ気がないようで、横着してアゴやお尻を壁につけ、帯に頼ってしまい、いまひとつ四肢を踏ん張っている様子がありません
そこで、体を揺らして顔が水に浸かりそうな危機感を与えるとググッと踏ん張って立ちます
帯を外して体重を預けられるものを無くせば危機感から立ちそうな気もしますが、溺れという本当の危機に陥る可能性も激しく高いため、とても実行できません

何日か練習させて見ましたが、やはり同じような結果でした
残念ながらこの牛を立てるようにすることはできませんでした・・・

結論としては、「立ちたいが立てない」という本人の立つ気があることがプール治療のための前提になりそうです

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