 |
遠藤ママのモーモーサロンへようこそ・・・ぱ~とつぅ~(第六回) |
コラム一覧に戻る
2014年7月15日
こんにちは 今回はいつも明るく元気な母の話です。
母は 昭和13年生まれ 帯広の隣 幕別町の貧乏な小作の家に4人兄弟二番目長女として生まれました。
小学4年の時 父親が事故で亡くなり 小学校卒業すると兄とともに母を助け農業に従事、 成人を迎える頃 町の農村青年団の仲間で 当時 いくつも山を所有する大地主の二男坊に見初められ求婚されたそうです。
身分が違うと何度か断るもどうしてもと言われ結婚 周りからは恋愛結婚だと思われるほど夫婦仲が良かったらしい~・・・(・・・と 本人が力説)
しかし そんな幸せも永くは続かず 娘(私)3歳 弟1歳の時 父親事故で他界・・・
幼子を抱え一年間は農業するも縁があって 6歳の娘(姉)を残し奥さんが他界された現在の父と再婚・・・その後 妹が生まれる。 しかし 借金の多い牧場経営だったので大変だった様で それでも少しずつ乳牛も増え 経営も安定してきた昭和56年秋今度は牛舎の火事で牛舎と多くの牛を亡くし その翌年 多くの資金を借り牛舎を建て牧場再開
その後 酪農しながら少しでも資金返済のためになればと 町の事業に乗り 和牛の繁殖も始め現在 乳牛380頭 飼育(和牛は去年終了) 従業員2人や 20代の孫3人に まだまだ仕事を教えなければと張り切る 母なのである (^^;
さら~っと書いたが苦労の連続だったと思います。 しかし どんな時も くよくよしてる母の姿は見たことが無く・・・・辛いときは「仏さんと神さんがちゃんと見ていて下さるよ」と自分を慰め
思い悩んで眠れない時も「 寝て起きて又 考えよう~♪」 と気持ちを切り替える母でした。 そして 家族と大好きな牛や動物たちと共に生活できる牛飼いの仕事をありがたく幸せだな~・・・といつも感謝している母なのです。
ただ そんな母ですが 10年前 娘婿が亡くなった時は 心から心配してたようで 色々 落ち着いてきた半年後にぽつりと私に言うのである 「 裕子~ みんなにあんたの娘だから大丈夫って誰も心配してくれんのよ~(――;)・・・」と嘆く母に
「でしょうね~・・・娘もそう思う(笑)」・・・と言うと
「お前まで~(T0T);;;」とさらに嘆くのである・・・
人は 乗り越えた苦労の分だけ強く優しい人間になれるような気がします。
どんな困難な状況でも 勇気と信念を持って生き抜いてきたあなたの娘に生れてきたこと幸せに思います。
ではでは 今回はこの辺で 次回はそんな母の爆笑武勇伝をきいてくださいねっ♪

(つづく)
遠藤牧場 遠藤ママ
ホームページ:http://www9.plala.or.jp/endou222/index.html
前の記事 遠藤ママのモーモーサロンへようこそ・・・ぱ~とつぅ~(第五回) | 次の記事 遠藤ママのモーモーサロンへようこそ・・・ぱ~とつぅ~(第七回) |