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なかなか手強いBVD-MDですが、どのようにして牧場へ侵入するのを阻止するのか。ここは非常に重要なポイントとなります。まず、発生事例をみてみると全てに共通する特徴があります。それは・・・母牛にワクチンを接種していないということです。小生の知る限りではワクチン接種をしている農場で発生した報告はまだみたことがありません。母牛にワクチンを接種しておけばかなりの確立でBVD-MDの発生を防ぐことが出来るのではないでしょうか。繁殖母牛にワクチンを接種するとしてもほとんどの農家さんは異常産と炭疽のワクチンだけです。ここにもうひとつ肺炎の生、もしくは不活化ワクチンを組み込むことができればいいと思っているのですが・・・。ある程度の規模で繁殖をするのであれば、コストはかかりますが小生は是非母牛へのワクチン接種をしたほうが良いのではと思っています。母牛へワクチンを打つことで初乳中の抗体量も上がります。産まれてきた子牛にとってもいいことです。ついでにRSやIBRなどの免疫も上がります。いいことずくめです・・・・・が、ワクチンを打つにあたって気をつけないといけない超重要ポイントがあります。次回はその注意事項をお伝えしますね。 |