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NO.271:吉報!縦切り去勢が簡単に!! |
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2014年2月19日
私たちが虚勢をする時には、陰嚢を縦切りにすることが多いです。
農家さん達が自分たちで観血去勢を実施される時は、速く効率の良い横一文字斬りが多いと思いますが、その後の化膿などのリスクを考えると、やはり縦切りがおすすめと思ってしまいます。
しかしながら縦切りは横切りに比べ慣れていないと難しいうえ、鋭利な刃物を使わなくてはいけないので危険であり、ハードルが高い手技でもあります。
縦切りをする際に特に難しいポイントとしては、切る力加減を調節しないと内部の精巣まで一緒に切ってしまうこと、切る幅によってはしっかりと精巣が出てこないこと、などが挙げられます。
そこで今回、より安全に、ミスなく縦切りを行えるように、
① カミソリとペンチを用いる方法
② ハサミを用いる方法
を考えてみましたので動画に乗せてみます。
まずは①。用意するものは、ペンチとカミソリです。
陰嚢の端のど真ん中をペンチで挟みつつ引っ張ると、皮にハリが出て切りやすく、かつ、誤って内部の精巣を切ってしまうことがありません。
動画ではメスを使って刺すように切っていましたが、カミソリを使ってなぞるようにすれば、同じように切れるはずです。
続いて②。本当のおススメはこちら!!!
去勢現場から刃物が消える!!!
間違いなく簡単、安全、確実!!!!
用意するものは、この手のハサミです。ハサミの性能が肝ですので、いいハサミを買いましょう。

ぐいーーん、ぱちっ。説明不要です(笑)
立たせても寝させてもオッケーです。ただしハサミは、血液やたんぱく質の汚れがカミソリやメスよりは付きやすいかもしれませんのでしっかり洗いましょう。
ぜひ縦切りチャレンジしてみてくださいね~
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