2014年1月6日 みなさん、明けましておめでとうございます! ところで、寒冷地では「飲み水が凍って、ウォーターカップを溶かして回るのに半日かかってしまった。」なんてお話を耳にします。もっとも、本当にマイナス20℃にもなるような北海道などでは、水槽もヒーター入りで凍らないように工夫されていますが、問題はそのような寒冷地対策をしていない鹿児島のような南国でも、年に数回は飲み水が凍ってしまうということです。 「飲み水が凍って半日水が飲めないと、1週間は食欲が低下する」と言うのもよく耳にします。僕は、この現象を「水が飲めないため」だと考えていました。しかし、冬以外の季節でウォーターラインの破損などにより水が飲めないケースもたまに見かけます。この場合、水を飲ませるとすぐに食欲が回復するのです。 これらのことから、僕は「水が凍って半日も飲めないと、食欲が1週間程度低下する」というのは、単に水が飲めなかったからではなく、水が出たときに喉が渇いているために、非常に冷たい水をいつもよりガブ飲みしてしまうために、第一胃の細菌叢が変化してしまうためではないかと考えました。第一胃の中には非常に多くの微生物がいますが、環境温度の変化で、そのバランスは崩れやすいからです。 なかなか難しいことだと思いますが、飲み水が凍った場合、氷を溶かして水を出す前に、ぬるま湯を飲ませてみる、と言う試験区を作ってみませんか? |