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蓮沼浩のコラム
第340話:農場HACCPとはなんぞや?

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2013年8月8日

 みなさん、この農場HACCPというものを聞いたことはあるでしょうか?養鶏や養豚業界の方はかなりの方が知っているのではないでしょうか。しかし、肉用牛の世界ではまだまだこの言葉をきいたことがない方が多いと思います。そこで今回からこの農場HACCPに関して色々とコラムで紹介してみようと思います。最初にこの言葉の説明をしなくてはいけません。読み方としては色々ありますので以下にあげてみましょう。

1. のうじょうはさっぷ
2. のうじょうはせっぷ
3. のうじょうえいちえーしーしーぴー
4. のうじょうはせっぺ

このような読み方がありますが、一般的には1の「のうじょうはさっぷ」とよばれることが多い印象を持ちます。
ではこのHACCPは一体なんなのだろうか?
Hazard Analysis Critical Control Pointの頭文字をとってHACCPです。
日本語に訳すと「危害要因分析必須管理点方式」と訳されます。
何だか難しそうな感じですね。
簡単にいいますと、最終的にできる畜産物の安全性を確保するために牧場で危害要因を分析し、予防手段を組み立てることで畜産物の危害要因の汚染を防止するシステムを構築することです。たとえば肥育農場であれば抗生物質の残留などは大問題ですので、この問題が起きないような牧場のシステムを構築するということです。
ちょっと大変そうですがざっくりと紹介していきますね~。

第340話:農場HACCPとはなんぞや?

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