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伏見康生のコラム
NO.231:和牛の歴史を辿る・リターンズ!2

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2013年5月1日

 先日、トカラ列島の口之島に海遊びに野生化牛を見に行ってきました!!
(野生化牛がなんのこっちゃわからない方は、過去のコラム「和牛の歴史」シリーズを見てね)

 野生化牛は島民の居住エリアとは反対側の急峻な山岳エリアに生息しており、当然ヒトに慣れておらず臆病なので、ヒトの姿を見かけたり車が通ると森の奥に隠れて出てこなくなってしまいます。
 そこで超勉強熱心な私は、美しい海、サンゴのリーフ、色とりどりのお魚、遙かな水平線には目もくれず、朝イチまっすぐに野生化牛のすみかを目指しました!!!!

そのかいあって・・・褐牛の親子2頭、黒牛の親子3頭と出会うことができましたああ(*^_^*)!!

和牛の歴史を辿る・リターンズ!2

和牛の歴史を辿る・リターンズ!2

 野生化牛の体型は今の和牛と比べ特に後躯の小ささが目立ちました。顔立ちも黒毛和種とも褐毛和種とも違う独特の顔立ちでした。
 ただ母牛が子牛に気をかけ、子牛は母牛に寄り添うようにして餌を食べている姿は今の和牛と変わらないほほえましいものでした。

 今の日本でこれほど大きな野生動物を間近で見ることのできる環境はそう多くはないと思います。これからもぜひ日本に残していきたい環境だと思いました。

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